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オーストラリア先住民アボリジニについて

オーストラリアの先住民(Indeginous People)には大陸にすむ「アボリジニ」とクィーンズランド州北部のトレス諸島に住む「アイランダー(トレス諸島民)の2つの民族が属しています。

ここではアボリジニについてお話ししますが、アボリジニがオーストラリア(彼等が来た頃は、PNGと陸続きのメガネシア)に、いつ来たかという確たる証拠が、実は今のところ見つかっていないのです。約10年ほど前までは、3万5千年から3万8千年と言われていました。しかし、それは、当時の考古学上の炭素測定の技術による落ち度によるもので、実はそれよりも古いという事を議論する人(ANUの学者など)がいました。1987年に、PNGで古い石器類が見つかり、その周囲の堆積物の状態から、5万3千年から6万年の古さと言う事が分かったのです。こうした頃から、今のところ、アボリジニがいつ来たかについては、一番古い人で12万年前と言う説もありますが、大体の所6万年から7万年と言うふうに言われています。人類が船の技術などを発達させ、冒険に乗り出せるだけの余裕(つまり、インドネシアからメガネシアに渡るだけの技術が出来た)が出てきたのは、10万年前と言われているので、アボリジニは、10万年前より後(つまり主流の6‐7万年前説)に来たのではないかと言う説が有力です。

アボリジニはどこから来たかという説ですが、インドネシアなどの東南アジアから陸続きの時代に来た説が一般的ですが、骨格から南インドの血を引いているのではという説や、アフリカ説、どの民族にもつながらない独自の民族である説などいろいろな学説があるようです。

アボリジニといってもあの広い大陸に散財していた部族であるため、地域によって全く違った言語、生活習慣、食文化、芸術などが存在します。当初は700以上の部族に分かれていました。

言語も昔は250を越える言葉が存在していましたが、現在では大きく分けて26〜28種類の言語が存在します。

アボリジニの生活として共通していえることは、

 (1) 書き文字を持たない。

 (2) 狩猟採取民族で、農耕などは行わない。

 (3) 伝統的にはアルコールは存在しない。
   (現在は白人によって持ち込まれたアルコールがアボリジニに対して悪影響を与えていることはオーストラリアでは深刻な社会問題となっている。)

 (4) スキンネームが存在し、そのスキンネームによって結婚相手などが決められている。

 (5) 自然を崇拝し、各個人が、また各部族が自然界に存在する特定のものを自分のトーテムとして、祖先としてあがめている。

などが挙げられます。


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