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2022年10月3日

ワイヤレスマイク基礎知識

~ 音響レンタル店長が教える~ ワイヤレスマイクレンタル 基礎知識■

ワイヤレスマイク基礎知識

ワイヤレスマイクはケーブルがなく、自由に動き回りながら使用できて便利ですね。しかし、ご利用時には注意いただかなければいけない点もありますので特性を理解いただきご利用下さい。

1.ワイヤレスマイクのメリット・デメリット

●メリット:
 ケーブル不要。広範囲を動き回りながら使用できる。(限度はあります)

●デメリット:
 有線に比べて音質がやや劣ることがある
 環境により同時使用数が限られる
 電波干渉が発生する(音が途切れる)場合がある

2.ワイヤレスマイク周波数帯の種類

ワイヤレスの周波数帯には大きく分けて4つの周波数帯が存在します。

*A帯・AX帯(797~806MHz)
放送局などで使用される周波数帯で、使用する際には免許及び届け出が必要になります。そのため一般向けに販売、レンタルはほとんど行われていません。

◎B帯(806~810MHz)〜当店取り扱い機材
ワイヤレスマイクで最もよく使われているアナログ周波数帯です。免許も不要で、音もクリア。一般的に販売、レンタルされているワイヤレスマイクにはB帯を使用する機材が多いです。ただし、その分環境によって混信も少なくありません。その点については後ほど触れます。(「4.利用について注意が必要な場所」参照) 

※当店取扱機種
Soundpure8011
SHURE

*C帯(322MHz)
こちらも 免許が不要な周波数帯ですが、色々調べて見ると工場や通訳などでよく使われる周波数帯だそうです。A,B帯より音質は劣るといわれるのでレンタルでは滅多に見かけることはありませんね。

◎2.4GHz帯〜当店取り扱い機材
デジタル周波数帯で、B帯に比べて干渉が少なく、多本数同時に使えるのが特徴です。ただし2.4GHz帯はWi-FiやBluetoothと同じ周波数帯域のため、Wifiが多く利用されている商業施設、展示会場、オフィスビルなどでのご利用はおすすめできません。またご利用場所1m以内でWifi機器(スマートフォンも含まれます)やコードレスフォンなどを利用している場合は音が途切れることがありますので、できる限り離してご利用下さい。

※当店取扱機種
SHURE GLXD24
LINE6 XD-V35 
LINE6 XD-V55

*赤外線
赤外線タイプはカラオケボックスなどで使用されているタイプで干渉はしにくいですが、屋外で使用できない、壁が黒いと使用できないなど、利用できる範囲が非常に狭く限られるものが多いです。最近では業務向けのワイヤレスマイクとして設備に組み込まれていることもあります。

3.マイクのタイプ(形状)

ワイヤレスマイクの形状には大きく分けて3つのタイプがあります。

● ワイヤレスマイクご利用の際の注意点

ワイヤレスマイクは混信というトラブルが起こりやすい、つまり環境に左右されやすいため、場所によっては余りおすすめできないところもございます。

・ハンドヘルド(ハンディマイク)

最も一般的な手で持つタイプのマイクです。マイク本体内部に送信機と電池が内蔵されているため、有線マイクに比べると重量があります。使用する電池は専用充電池タイプ(SHURE GLXD24製など)やアルカリ単3電池タイプ(当店の機種でいうとSoundpure製、Line6製)が一般的です。電池の持ち時間は機種や本数により異なりますが単3電池式は3時間~5時間、充電式は10時間程度です。

・ラベリアマイク(ピンマイク)

襟元にクリップで装着するタイプのマイク。送信機(トランスミッター)をベルト等に装着するタイプがほとんどです。襟元に装着するため使用時の見た目に違和感が少なくかつ両手も使えるので便利ですが、口元から少し離れた場所に装着するため調整時にハウリングを起こしやすく、環境によっては地声を少しカバーする程度の音量しか出せない場合がございます。しっかり音量を出したいときはヘッドセットマイクをおすすめします。送信機(トランスミッター)を使用した場合の電池の持ち時間はハンディタイプより若干長く6~7時間ぐらいです。

・ヘッドセット

ヘッドフォンのように頭に装着して使うタイプのマイクです。ダンスのインストラクターや、調理のデモンストレーターなどがよく使っています。ピンマイクよりも口元近くにマイクをセットできるため感度が良く、ご利用に安定感があります。装着時の見た目や装着感、動作に差し支えがなければ、ラベリアタイプよりもヘッドセットタイプをおすすめします。

4.利用に注意が必要な場所

ワイヤレスマイクは混信というトラブルが起こりやすい、つまり環境に左右されやすいため、場所によっては余りおすすめできないところもございます。

ホテル

ホテルによってはワイヤレスマイク自体持ち込み禁止というところもあります。特に大きなホテルの宴会場は制限がございます。事前に必ずご確認ください。

展示場

見本市などの展示会場内のブースでのご利用の場合、近隣ブースで同じ周波数帯のワイヤレスマイクを利用していることもあります。そのため展示会場での利用の場合、極力有線マイクを利用される方が賢明です。


ホール・大型商業施設・オフィスビル・結婚式場

施設自体がワイヤレスマイクを設備しているホールや結婚式場、通信手段としてインカムを使用している商業施設などでのご利用にも注意が必要です。

5.ワイヤレスマイクご利用時の注意点

・2.4GHz帯のワイヤレスマイクは干渉しにくいですが、1m以内でWifi機器(特にルーターやテザリングしたスマホなど)を利用している場合は、音が途切れることがありますので、Wifi機器からはできるだけ離してご利用下さい。

・2.4GHz帯のワイヤレスマイクは、送信機と受信機の間に人や物などの障害物があると電波の途切れが起こりやすいため、できる限り見通しの良い位置に設営してください。
・ワイヤレスマイクを長時間のご利用の場合は、予備の電池をご用意いただくことをおすすめします(GLXD24タイプは予備充電池1本付属します。)。

 ・マイクの電源をこまめに切っていただくと電池の持ちが違います。リハーサルで使用後、そのまま誤ってスイッチを切り忘れて本番時に電池がなくなってしまっていた、という場面に遭遇したこともあります。くれぐれもご注意ください。

●同時使用できるワイヤレスマイクの本数
当店では(B帯)は最大4本まで推奨、良環境下で最大6本の使用が可能(他にB帯マイクを使用しない場合)です。
ただしB帯を5本以上使った場合、環境によってはノイズがのりやすかったり、音が途切れることもあります。

2.4GHz帯はメーカー側の発表では12本まで使用可能(XD-V55の場合)ですが、実際のところは良環境で5~6本程度までの使用をおすすめします。

ただし2.4GHz帯はWifi環境によってさらに使用可能本数が限定されます。

そのほか、ワイヤレスマイクレンタルのご利用で分からないことがございましたら、当店にお気軽にご相談下さい。

当店の取扱ワイヤレスマイクはこちらよりご覧ください。

お問い合わせはお気軽に・・・
ディンカム・ジャパン TEL : 03-3577-0433

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